数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

中3の展開はもっとシンプルに教えられる。

みなさんこんばんは。

私は中学校で数学を教えています。

最近、中3の展開公式を教えています。

この4つが有名です。

(x+a)(x+b)=x^2+(a+b)x+ab ・・・①

(a+b)^2=a^2+2ab+b^2 ・・・②

(a-b)^2=a^2-2ab+b^2 ・・・③

(a+b)(a-b)=a^2-b^2 ・・・④

 

でも①だけで良くないですか??

①は例えばこんな場合に使いますね。

\begin{align}(x+2)(x+6) & = x^2+(2+6)x+2\times 6\\ & = x^2+8x+12\end{align}

②,③,④を使う場合はそれぞれこんなときです。

(x+3)^2

(x-5)^2

(x+7)(x-7)

でもこれって全部①で解決できますよね。

一つずつ①で展開してみます。

\begin{align}&(x+3)^2\\&=(x+3)(x+3)\\ &=x^2+(3+3)x+3\times3\\&=x^2+6x+9\end{align}

\begin{align}&(x-5)^2\\&=(x-5)(x-5)\\&=x^2+\left\{-5+(-5)\right\}+(-5)\times(-5)\\&=x^2-10x+25\end{align}

\begin{align}&(x+7)(x-7)\\&=x^2+\left\{7+(-7)\right\}x+7\times(-7)\\&=x^2+0\times x-49\\&=x^2-49\end{align}

 

これで何の問題もないと思うんですよね。

なぜわざわざ②,③,④も公式として扱うのでしょうか。

スピードの問題なのかな。

それとも①だけで済まそうと思うと生徒はミスをしやすいのかな。

体感的には②,③,④を教えることによって、①~④のどの公式を使えばいいか分からなくなる子が多い気がするが。

 

後々の因数分解のときに公式を覚えていないと困るのでしょうか。

それも大して困らない気がする。

本当は①しか教えたくない。

でも、僕の授業だけ②~④を教えないというのも困惑するだろう。

教科書とは違うことを書いてあるし、購入しているワークの解説ともズレる。

 

他にも自分流で教えたいことがいっぱいあるんだけど、「前へならえ」で教えた方がいいのかなーともんもんとしています。

 

 

 

今日のありがたかったことをひたすら書き出す!

今日は一日中なんとなくダルかった。

何が原因かよく分からない。

ダルい自分を出すことで周りの人から「どうした?」って心配してもらうの待ちだったかもしれない。

僕が自分に一番関心があるように、みんなも自分に一番関心があるのだから、自意識過剰だ。

 

こんな調子でなぜか一日ネガティブだったので、一日の締めくくりはポジティブに終われるように、今日あった「ありがたいこと」をつらつらと書いていきます。

 

まず、一つ目のありがたかったこと。

奥さんがゴミを出してくれた!

一緒に住み始めて2か月ほど経つけど、だんだん家事がおろそかになってきた。

最初は僕も積極的にゴミを出したり、料理をしたりしていたけど、最近は奥さんに頼りがちだ。

掃除なんてほぼ任せっきり。

布団の洗濯もこまめにしてくれている。

引っ越したことによって奥さんは通勤時間が長くなったので、朝早く出発し夜遅く帰ってくる。

それでも家事を率先してやってくれている。

今日は皿洗いを任せてもらおう!(食洗器が頑張るだけだが笑)

 

2つ目のありがたかったこと。

事務職の方が素早く仕事をしてくれたこと。

私は中学校で教員をしています。

今の生徒は一人一台学習用のタブレットを持っているのですが、今日は生徒が「先生タブレットが動きませんー」ってタブレットを持ってきました。

私はどう直せばいいか分からなかったので、事務職の方に「すみません、これ直してもらえませんか?」って丸投げしました。

そしたら

「いいよー。机置いといて―」

と2つ返事。

1時間後にはなおったタブレットが僕の机の上に置いてありました。

事務職ってこんなお願いに対応する義理ないと思うんですよね。

ただただ、事務職の方が機械系に強いっていうだけで、僕はこういうことをいつも頼んでいるんですよ。

というか、そもそも学校のICT機器担当は僕です(笑)。

本当は僕がやらなきゃいけないんだけど、いつも事務職の方は助けてくれます。

すぐにタブレットを直してもらったおかげで、子どもからも「困ったらすぐに助けてもらえるんだ」という印象を与えることができたと思います。

ありがたや。

 

3つ目のありがたいこと。

お風呂に入れること!

今かなり疲れているのですが、今からお風呂にゆっくり浸かれると思うと、ワクワクします。

自分一人じゃお風呂にも入れません。

ガス会社さん、お風呂を作ってくれた人、給水をしてくれている役場の方。

ほんとにありがたい。

今からこのネガティブモードに区切りをつけるために、お風呂に行ってきます。

 

ちょっとポジティブになれた!

ではまた。

 

 

 

 

 

校長先生に「授業分かりやすいね!」って言ってもらえてエッヘン

私は中学校で数学を教えています。

今日は校長先生から

「○○先生って分かりやすくて授業上手ですね。教材研究をしているんですか?」

って褒めてもらいました!

教材研究は最近はほとんどしていないのですが、校長先生に「教材研究はしていません」というのも言いづらかったので、「昔は頑張って教材研究していましたー」と答えました。

 

なぜ校長先生は僕の授業を褒めたのでしょうか。

素直に喜べばいいのですが、私は疑い深いので、褒めた理由を考えてしまいました。

 

まずは、素直に「授業が分かりやすい!」と思ったから褒めてもらえたという理由が考えられます。

僕は年に1回くらい誰かに「説明が分かりやすいですね」と言ってもらえます。

僕自身では説明が分かりやすいと思ったことはないのですが、傍から見たら説明が分かりやすいと本当に思うのかも。

 

あとは、僕が若いから励まそうと思って、褒めてくれた可能性です。

色々至らない点があるからこそ、いいところを強調して伝えたくなるときってありませんか?

僕は良く子どもにやってしまいます。

普段落ち着きがない子が掃除を頑張っていたら「○○さんって掃除に一生懸命だね」と褒めたりします。

当然言ったことは本心なのですが、「この子に自尊心をつけさせたい」「いっぱい褒めておかないと指導せなあかんときに指導が入らない」とかいう思惑もあります。

校長先生にも「○○先生に自信をつけさせたい」とかいう思惑があったのかなー

 

こんなことを考えていたら、僕の帰り際に教頭先生が「○○先生ー」と帰る僕を引き留めてきました。

「なんだろう??」と思ったら

「校長先生が○○先生の授業分かりやすいって言っていましたよー」

ってわざわざ伝えてくれました。

僕がいないところで褒めてくださっていたって聞くと、「本気で褒めてくれたのかな」って思いますよね。

教頭先生もその効果を狙ってわざわざ伝えてくださったのだと思いますが、それでも嬉しかった。

 

最近の授業は全く教材研究ができていないので、モヤモヤしながら授業をしていました。

それに「分かりやすい」というのは言い換えれば「自分で考えて分かりやすく解釈する習慣がつかない」ということでもあります。

僕の授業の課題は山積みだと思っていますが、今回のことでもっと教材研究したいなっていう気持ちが湧きました。

なんとか隙間時間を見つけて、まずは1授業5分の準備をしよう!

 

なぜ自炊をするのだろうか。

みなさんこんばんは。

私は奥さんと2人暮らしをしています。

今日は仕事から帰ったら自炊をするぞ!と意気込んでいたのですが、結局疲れてお惣菜をスーパーで買って済ませました。

(だいたい平日は疲れて何も料理できないパターンが多い)

 

お惣菜が便利すぎて一つの疑問がでてきました。

そもそも何で僕は自炊をしたいのか。

これについて今日はつらつら書いていきます。

 

まず、自炊をしたい理由一つ目は

奥さんにいい旦那さんと思われたいから。

平日も自炊をして奥さんに手料理を振る舞う旦那さんって理想だなって思うんですよね。

でも、他者に良く思われたいからっていう理由で何かをやるのって賢くないとも思っています。

だって、他者がどう思うかなんてその人が決めることだし、自分にはコントロールできない。

もしかしたら平日に自炊をされたら「自分も平日に自炊をせなあかんやん!変にプレッシャー与えんといて!」と思うかもしれませんし。

だから、奥さんに良く思われたいからという理由で自炊をするにしても、完全に自己満足でやっているだけということを忘れてはいけない。

「奥さんに感謝してほしい!」なんて傲慢な態度はとりたくないし、無意識だとしても思いたくないな。

 

自炊をしたい2つ目の理由は

家計に優しいから。

自炊=節約っていうイメージはありますよね。

でも実際はどれくらい節約になっているものなのでしょうか。

最近ではお惣菜でも安いものはいっぱいありますよね。

自炊しているからって節約になっていると思い込むのは危険かも。

一度自炊でどれくらい節約になっているかを数字で見えるようにするべきだと思う。

 

自炊したい3つ目の理由は

美味しいから

なんやかんや作り立ての料理っておいしいですよね。

それにお惣菜と味は一緒だったとしても、自分で手間をかけて作った分美味しく感じるんですよね。

自分で作ったものをまずいと思いたくない心理でもはたらくのでyそうか。

 

自炊をしたい4つ目の理由は

面白いから

今まであんまり料理をしてこなかったので、新しいことにチャレンジしているみたいで自炊に面白みを感じるんですよね。

今日はどんな新しい料理に挑戦しようかなとワクワクすることもあります。

それに料理をすることで料理をする人の気持ちが分かるというメリットもあります。

世の中の家庭では大抵自炊をしているでしょうから、多くの人の気持ちが詳しく分かるというのは役に立ちそうですね。

 

以上の4つが自炊をしたい理由です。

自炊にメリットは当然あるんですけど、やっぱり時間と労力がかかるというのが気になるところです。

平日に自炊をするのは時間的にも体力的にも厳しいところがあるので、休日に作り置きしておくのが安定かもしれませんね。

 

自分の好きなことはこれかもしれない!

みなさんこんばんは。

私は社会人になって5年目なのですが、1年ほど前から「いつか転職するのかな」という予感がしていました。

その予感をきっかけに

「自分の好きなことは何だろう」

「自分の得意なことは何だろう」

「自分は社会にどんな影響を与えたいのだろう」

ということを考えてきました。

本を読んだり、やったことないことをやってみたり…

 

もともと、自分には「数学が好き」とか「考えることが得意」とか「物事を効率化したがる」とかいう特徴があることは分かっていましたが、最近もう一つ自分の特徴が分かりました。

それは

自分は哲学に惹かれるということ!

 

「哲学とは何か?」と言われたらはっきり答えられないのですが、哲学とは何かを考えようとするだけでちょっぴりワクワクするのです。

これはもう哲学に惹かれているんだと思うんです(笑)

そもそもこのブログのタイトルが「数学教員の一人議論」で、考えたことをつらつらと綴るブログです。

こうやって答えがはっきりしないことを考えるのも哲学の一つだと思っています。

(ブログを始めたときから哲学が好きだったということか…)

 

この1年間、自己啓発本を色々読んできました。

その中で色々な哲学者の言葉や考え方が引用されていました。

なぜ哲学者の言葉が自己啓発本で引用されるのか。

端的に言えば「成功の役に立つから」でしょうね。

 

私も最初は「成功の役に立つかもしれない」と思って自己啓発本で紹介されていた哲学本を買ったり、youtubeの動画を見たりしていました。

でも、途中から役に立つかどうかなんて関係なく

体系立てられた人の考えを知ることがただただ楽しいと思うようになったのです。

最近は大衆向けの哲学本を読んで、ゆるく哲学者の考えを知るのが寝る前の楽しみです。

 

私は数学が学生のころから好きだったのですが、数学を勉強する動機は「将来の役に立ちそう」なんていう条件付きの動機ではなく、「数学を勉強するとワクワクするから」という自分の内側から出てくる動機でした。

自分の興味に従って勉強して、教員として数学を教えられるレベルになったので、結果的に仕事の役にも立っています。

 

哲学も同じかもしれません。

何の役にも立たないかもしれないけど、興味関心に沿って哲学を勉強してみよう。

結果、もしかしたら転職のきっかけになるかもしれない。

転職のきっかけにならなくたって自分が好きで学んだことなら学んだ時間も無駄じゃないし。

 

新婚旅行の計画が進まないのはなぜなのだろうか。

みなさんこんにちは。

最近結婚したのですが、奥さんと

「新婚旅行は行きたいよねー」

という話を3か月前からしていました。

 

でも、全然話が進んでいません。

というか、具体的に「どこに行こうか」とかを話し合ったこともほとんどありません。

これは、もしかしてお互いにあまり行く気がないのかもしれない。

「結婚したら新婚旅行には行くものだろ」という固定観念にとらわれすぎているのかもしれない。

 

私は海外に行ったことがないので、人生で一度は海外に行ってみたいなという気持ちはあります。

新婚旅行なら海外に行けそう。

でも、それも「人生に一度は海外に行くべき」という固定観念にとらわれているのかもしれない。

北海道も行ったことないし、北海道旅行でも十分楽しみです。

 

こんな風に自分の中で新婚旅行についてウダウダしていて、話が前に進んでいないのですが、結局のところ「準備がめんどい!」と思っているだけな気がしてきました。

「計画もせなあかん」

「仕事の日程調整もせなあかん」

言うてもこの2つくらいか。

しかも、計画は旅行会社に任せるという手もあるし、計画自体も真剣にやれば楽しそうだしな。

 

そう思うと、僕が新婚旅行に気が向いていない理由は

「初めてのことが多すぎて怖がっているから」

な気がしてきました。

国内の飛行機だって自分で手配したことないし、当然パスポートもとってないし、国外に出たら何が起こるか分からなくて怖いのかも。

でも、若いうちは体験に投資しろっていいますもんね。

たしかにめんどうなことはあるし、怖さもあるけど、それは初体験だからでしょうね。

どんなことでも経験をすれば、自分のためになると思うので、新婚旅行の計画を今日から立てていこう。

 

海外旅行に行くならどこがいいんだろうか。

安定のハワイかな。

物価がめっちゃ高いって聞くけど、経験にはお金をつかうべきだと思っているので、あんまり気にしなくていいか。

ヨーロッパもいいけど、ヨーロッパは治安が悪くて怖い。

グアムも聞いたことあるけど、ハワイの劣化版な気がする。

 

まぁとにかく奥さんと今日旅行について話そう!

 

バスケの顧問の先生の指導の仕方が興味深い

私は中学校で教員をしており、部活動はバスケの副顧問をしています。

 

顧問の先生の指導の仕方が興味深い。

今日、一日練習試合があったのですが、その顧問の先生は試合中の生徒に

「だ・か・ら!なんべん同じシュート外すんやって!!!」

と大きな声で叱っていて、僕は隣で

「こんな風に試合中に叱られたら嫌だなー」

とか思っていました。

 

叱られた生徒は、全然返事をしません。

覇気がないので。

静かにうなずくくらいです。

でも、叱られた生徒はそんなに嫌な顔をしていないんです。

むしろ、言われたことは素直にやるんです。

それは、叱られたからやるとかではなくて

「この先生のいうことを聞けば強くなれる」と信じてついていっているようでした。

 

なんであんな叱られ方をするのに、この先生のことを信頼するんだろうか。

自分なりに考えてみました。

 

理由の一つ目。

アドバイスが具体的で的確だし、1プレイ1プレイで毎回指摘をするから。

何かを上達させるときは、フィードバックの回数をたくさん増やすことが大切だと聞いたことがあります。

その先生のフィードバックの回数は尋常じゃない量です。

(一回一回の言い方も尋常じゃないですが笑)

この先生についていけば強くなれると思わせる一つの要因だと思います。

 

理由の2つ目。

普段から生徒たちがクスッと笑ってしまうようなコミュニケーションを取っているから。

うちのバスケ部は普段は暗いんですけど、その先生に面白おかしくいじられたときはちょっと笑います。

練習試合には色んな強豪校がいて、怖い顧問の先生もいっぱいいたけど、タイムアウトでちょっと笑いも起こるのはうちだけだったんじゃないかな。

きつい叱られ方はされるけど、どっかで信頼関係があるんでしょうね。

「心の底から否定されているわけではない」という感覚なのでしょうか。

 

色々書きましたが、とにかくその先生と生徒の関係は不思議な関係で興味深いです。

これからその先生の横で生徒とのコミュニケーションの取り方を学んでいこう。