私は中学校で数学を教えています。
今日は校長先生から
「○○先生って分かりやすくて授業上手ですね。教材研究をしているんですか?」
って褒めてもらいました!
教材研究は最近はほとんどしていないのですが、校長先生に「教材研究はしていません」というのも言いづらかったので、「昔は頑張って教材研究していましたー」と答えました。
なぜ校長先生は僕の授業を褒めたのでしょうか。
素直に喜べばいいのですが、私は疑い深いので、褒めた理由を考えてしまいました。
まずは、素直に「授業が分かりやすい!」と思ったから褒めてもらえたという理由が考えられます。
僕は年に1回くらい誰かに「説明が分かりやすいですね」と言ってもらえます。
僕自身では説明が分かりやすいと思ったことはないのですが、傍から見たら説明が分かりやすいと本当に思うのかも。
あとは、僕が若いから励まそうと思って、褒めてくれた可能性です。
色々至らない点があるからこそ、いいところを強調して伝えたくなるときってありませんか?
僕は良く子どもにやってしまいます。
普段落ち着きがない子が掃除を頑張っていたら「○○さんって掃除に一生懸命だね」と褒めたりします。
当然言ったことは本心なのですが、「この子に自尊心をつけさせたい」「いっぱい褒めておかないと指導せなあかんときに指導が入らない」とかいう思惑もあります。
校長先生にも「○○先生に自信をつけさせたい」とかいう思惑があったのかなー
こんなことを考えていたら、僕の帰り際に教頭先生が「○○先生ー」と帰る僕を引き留めてきました。
「なんだろう??」と思ったら
「校長先生が○○先生の授業分かりやすいって言っていましたよー」
ってわざわざ伝えてくれました。
僕がいないところで褒めてくださっていたって聞くと、「本気で褒めてくれたのかな」って思いますよね。
教頭先生もその効果を狙ってわざわざ伝えてくださったのだと思いますが、それでも嬉しかった。
最近の授業は全く教材研究ができていないので、モヤモヤしながら授業をしていました。
それに「分かりやすい」というのは言い換えれば「自分で考えて分かりやすく解釈する習慣がつかない」ということでもあります。
僕の授業の課題は山積みだと思っていますが、今回のことでもっと教材研究したいなっていう気持ちが湧きました。
なんとか隙間時間を見つけて、まずは1授業5分の準備をしよう!