数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

何で結婚するのに親の許可がいるんだろう。

先日プロポーズが成功したので、親に「結婚したいと思っている」と告げました。

母さんは嬉しそうでしたが、父さんは素直に喜んではくれませんでした。

地元に住んでくれるかどうかを気にしているのです。

僕は地元に住むことに全くこだわりがないので、二人の職場が近いところ(彼女側の実家の近く)に住もうと思っていました。

ただ、それが父さんは気にくわないそう。

「嫁側の実家に行くのはは養子に行くようなもの。養子に行って苦しんだ人をたくさん見てきた」

「地元に住むっていうことは昔からの地域のつながりに助けてもらえるということなんやで」

「嫁側の地域の方が学力は低いからこっちに住んだ方がいいんじゃないか」

とか言ってきました。

 

めちゃくちゃイラついた。

色々な理由をつけて、いかにも僕のためのように喋っていたけど、結局全部僕が地元に帰ってきた方が父さんの都合がいいから説得してきているように感じました。

 

理由なんて本当はどうでもよくて、「とりあえず地元に帰ってきてくれたらそれでいい」と思っていそう。

こっち側に寄り添う気が感じられませんでした。

(まぁ僕も父さんの意見に寄り添えていたかと言われたら…)

 

「後継ぎがおらんくなる」

とか言われてもそれで何が困るんかがよく分からない。

「親の介護のことを考えて」

のように、「親」という形のあるものを守るためなら「守らなきゃ」という実感も湧くのですが

「後継ぎがおらんくなる」

「家系が途絶えてしまう」

「ふるさとを捨てることになる」

とか、ただ人がラベルをはっただけの形だけのものを守るために、自分の意思を決定したくない。

 

ずっと父さんはこっちの家のことや俺のことを考えて説得していたけど、

彼女のことは考えてくれているのか??

平気で

「こっちの地元に住むためには彼女さんに仕事を辞めてもらわなあかんかもしれん」

とか言ってくるし

「お前があっちの地域の人間になったら、周りの人はよそ者扱いしてくるかもしれん」

とか言ってきたけど、そんなん彼女にとっても一緒やん。

その理論やったら、彼女がこっちに来るってことは彼女はこっちにとってよそ者扱いされるってことやん。

自分とこっちの家族の都合しか考えていないようにしか思えない。

 

書いてたら腹立ってきたので、そろそろ終わりにします。

ただ結婚ってそんな単純に進むものではないっていうことは良く分かったので、一つ一つ解決していきたいと思います。

結婚のことで父さんともめると、彼女に気を遣わせることになるので、絶対嫌。

僕の考えを分かってもらうためにも、まず父さんみたいに考える人がなぜいるのかを調べよう。