数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

結婚記念写真に価値を感じていないけど、撮ることになった男の気持ち。

最近、結婚することになったのですが、私も彼女も目立つのが嫌いなので、結婚式はしないということになりました。

僕は結婚式に「互いの知人に相手を一気に紹介できる」以外の価値を感じていません。

それに何百万も使うのはちょっと考えられない。

共感してくれる男の人は多いのではないでしょうか。

「結婚式は嫁さんのためにするもの」という考え方がありますからね。

だから、彼女が「結婚式はしたくない」と言ってくれたのはありがたい。

そこら辺の価値観が合うのも結婚したいと思った理由の一つ。

 

互いの両親に「結婚式はしない」ということを伝えると、どちらも

「写真くらいとったら??」

と言われました。

最初はお金がもったいないので写真を撮ることも考えていなかった僕たち2人でしたが

「まぁ、親も撮ってほしそうだし」

ということで、写真を撮ることに。

半額キャンペーンをやっているところがあったので、そこで撮ることを即決しました。

「安く済みそうだな~」

と満足していたのですが、ここから予想外の展開に…

 

まず、彼女の両親が「娘のドレス姿を見たい」ということで、撮影を見学しにくることになりました。

でも、「せっかく来てもらうなら一緒に写ってもらった方がいいんじゃない?」

となり、それならこっちの両親も来てほしいなということで、互いの両親が参加。

さらに、彼女の妹夫妻も「姉のドレス姿を見たい」ということで、撮影に参加。

(彼女の家族ほんまに仲良すぎる(笑))

というわけで合計8人が撮影に参加することに。

最初の話より大規模になってきましたが、ここまでは撮影費用が変わる話ではないので、何の問題もありません。

むしろ、娘のドレス姿を見て彼女の家族が喜んでくれるなら何より。

 

しかし、ここからが問題。

互いの両親が振袖・モーニング等の衣装を借りることになったのです。

僕は非常識すぎて

「1人1万くらいだろうから合計4万かー。まぁまぁするなー」

くらいに思っていたのですが

実際は1人2万円ほど。

合計8万円の出費…でかすぎる…

 

独身決め込んでいた時はお金のことなんて全く気にせずに、散財していたのですが、結婚を決めてからお金に対する不安が大きくなり、「必要なことだけにお金を使いたい」と思うようになっています。

8万円の出費自体をしたくないというわけではないのです。

例えば楽しく旅行をするための8万円の出費なら価値があると思います。

ですが…

写真映りを良くするために+8万円もかける価値があるとは思えないのです。

そもそも普通の服より振袖の方が写真映りがいいのかもよく分からないのが本音。

後々写真を見返したときに

「やっぱり、振袖で撮っておいてよかったな~」

ってなるのかな??

なるかもしれないけど

「お金をかけた以上、それに価値がなかったと思いたくない」

というバイアスがかかっているだけな気がする。

少なくとも僕はそう思うだろう。

 

こんなぐちぐち言うくらいなら最初から「衣装レンタルやめよ」って言えばよかったやん!

と自分が自分に言っているのですが、本当にその通りや。

これはひとえに「レンタルくらいでそんな大した値段しないやろ」と思ってしまった自分の非常識さから起こったこと。

それに彼女は両親が振袖で撮ることに価値を感じているし、彼女が価値を感じることには僕もお金を使いたいと思っているのも事実。

 

もう衣装をレンタルして撮影することは決まっているし、こうなったらできるだけ彼女が写真撮影を楽しめるように準備をしたい!