数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

教員1年目は好きだった仕事が今はめんどくさい。

みなさんこんばんは。

私は中学校で数学教員をしていて、今年で5年目です。

 

教員一年目のときは好きだったのに、今はめんどくさくなってしまったものがあります。

それがテスト作りです。

あぁめんどくさい…

 

教員1年目のときは、数学のテスト作りが好きでした。

「どんな問題出したらちょうどいい難易度になるかな?」

「どんな問題出したら公式丸暗記ではなく、数学の本質に目が向くようになるのかな?」

と色々試行錯誤しながら時間をかけてつくりました。

テストは一から作成するのが大変なので、過去問をそのまま問題を変えるのが通常なのですが、一年目はテストを一から作っていました。

 

それに、テストのレイアウトにも昔はこだわっていて

・フォントを一致させる。

・文字の列をそろえる。

・きれいに見えるように問題を配置する

などの工夫をしていました。

 

しかし、教員5年目になった今は

テスト作りがとてもめんどくさい。

過去問をそのまま数字を変えて使うとかなり楽なのですが、それだと困ることがあります。

それは

生徒たちが塾で過去問をもらっていること。

塾は学校の定期テストで生徒に良い点数が取れるように学校で使われた過去問を毎回生徒から入手し、生徒たちに配っているのです。

まぁ過去問を繰り返すというのは、テストの点数を上げるためには効率がいいですが、そこまでしますかね…

塾に行っている生徒が学校の過去問を持っているので、テスト作成に過去問を使うと塾に行っている生徒が不本意に有利になってしまうのです。

 

だから、過去問を使うにしてもかなり問題内容を変える必要があります。

問題を考えるの自体は今も好きなんですが、問題を変えると見た目もかなり変わるため、体裁を整える作業が生まれます。

これがとても面倒…

 

そこで、テストの問題を

Microsoft forms」で作って、生徒にもタブレットで答えさせたい。

そうしたら、問題は考えるだけでその配置などは考えなくていいし、採点もする必要がない。

(採点作業ってめちゃくちゃ労力がいるんですよね…)

 

これかなり画期的だと思うんですよねー。

でも、これをすると「入試の練習にならない」という問題があります。

「勉強って入試のためにしているんじゃないんだから」とも思うのですが、現実は入試のための勉強になっているのも事実です。

入試もタブレット入力になれば採点ミスもなくなるしいいと思うんだけどなー。

 

今日は以上です。

ご一読ありがとうございました。