数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

数学検定1~5級を受ける人がするべきこと

みなさんこんにちは。

 

10月30日(日)に数学検定準1級を受験してきました。

2か月間勉強をしてきましたが、あまり勉強の成果は出せなかったです(笑)

検定を終えて

「もっとこう勉強すればよかったな」「当日もこうすればよかったな」

と反省する点がいくつかあるので、この記事では数学検定1~5級(2次検定がある級)を受けるひとがするべきことを書いていきます。

画像提供:(公財)日本数学検定協会

電卓を使って過去問を解く練習をする

数学検定の2次試験では電卓を使うことが可能です。

ですが、学校のテストや入試では電卓を使用できないので、電卓使用可のテストに慣れていません。

ですから

勉強のときから電卓を効果的に使う練習をしておくべきです。

例えば、今回の問題では2桁の整数同士の足し算や掛け算を繰り返し行うことで、整数の性質を見つけるような整数問題が出題されました。

「2桁の整数同士の計算なら大丈夫やろ」と思い電卓を使わずに計算を繰り返しましたが、

計算はミスる。無駄に頭を使う。タイムロスをする。

で最悪でした。

「電卓は難しい計算を処理するもの」と思い込んでいましたが、簡単な計算も頭を使わずに素早く正確にできるという良さがあることを再認識しました。

 

また、数学検定の2次試験では関数電卓を使ってもよいです。

だから、電卓は通常の電卓より関数電卓(様々な関数の計算ができる電卓)を使う練習をするべきです。

今回は定積分を計算する問題がありましたが、関数電卓なら簡単に答え合わせができます。

私は普通の電卓を持って行ったので、答え合わせができず、答えが合っているかどうか不安になりました。

2次試験は計算過程も書かなければいけませんので、電卓で計算した答えだけを書くわけにはいきませんが、答えだけでも分かると心強いですよね。

 

時間内に検算まで行う練習をする

もう一つ練習しておいた方がいいのは、時間内に検算まで行うことです。

1次試験は60分で7問あります。

問題自体は難しくないですが、7問しかないので1問1問の配点が高いです。

7割以上で合格なので、3問間違えたら不合格ですね。

そこで怖いのがケアレスミスです。

私も今回検算をしましたが、間違っていたところが数か所ありました。

見つけることができて良かったですが、ゾッとしました(笑)

ただ、全問検算する時間がなかったので、他にも間違えている問題があるかもしれません。

検算も含めて60分で終わるように勉強をしておくべきだと思いました。

 

以上です。

これから数学検定に臨む人は、上の2つのことに気を付けて準備をしましょう!

ご一読ありがとうございました。