数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

【ニーチェの言葉】人にとって「良いもの」とは何か

この記事では著書「ニーチェの言葉」の一節を抜き出して、僕の考えを交えながら紹介します!

 

 

すべて良いものは、生きることをうながしている。

あるいは、生きることの刺激となっているものだ。

(中略)

言葉にしても、行動にしても、生に強く向かっているものは良いのだ。

 

人にとって「良い言葉」「良い行動」とは何か?

 

それは生に強く向かっているものだ。

というのがニーチェの考え。

 

みなさんにとって「良い!」と思う言葉や行動ってなんですか?

 

僕がパッと思いついたのは

「自分の興味関心に従おう!」

「合理的に考えよう!」

が良い言葉。

「運動をする」

「掃除をする」

が良い行動です。

(運動も掃除もサボってばっかなんですけど(笑))

 

上に書いた言葉や行動が生に向かっているのか??

向かっていないならニーチェの教えは僕にとっては間違っていることになるが??

 

というわけで、上の中から一つ「自分の興味関心に従おう!」を選んで、これが「生に向かっている」につながっているか考えてみます。

 

「自分の興味関心に従おう!」が「生に向かっている」とは一見結びつかなそうですね。

 

でも、子どもを観察したら、結びついていると思える。

 

子どもって周りの人からの目なんて気にせずに、自分のしたいことをしたいようにするじゃないですか。

 

・おもちゃが欲しいけど買ってもらえなくてだだをこねる。

・何が楽しいか分からないけど、ずっと砂場で泥団子を作る。

・食べれるかどうかよく分からん植物の蜜を吸ってみる。

(全部、小学生のときの僕の話です(笑))

 

明らかに興味関心に従っています。

 

そして、赤ちゃんや子どもを見るとエネルギーをもらえるときがあります。

なぜかというと、子どもは一生懸命生きている(生に強く向かっている)からだと思うんですよね。

 

人間社会に染められいない、生き物本来の姿をしているからだと思うんです。

 

これは、子どもだけじゃなくて、他の動物や植物を見ても思うことです。

 

今日は、なるべく高い位置で日光を浴びるためか、人工の道路標識の看板にまとわりつくツタの葉を見て、生命エネルギーを感じました。

 

僕は年齢を重ねて周りの目を気にするようになって、生き物本来の生き方ができていないんじゃないかなーと自分に問うてしまいます。

 

でも、おじいちゃん、おばあちゃんになっても活動的で若々しく見える方もいますよね。

外見というより、内面がエネルギッシュで若いなって思う。

 

僕のばあちゃんなんて、もう88歳なのに、1km先のスーパーまで歩いて買い物に行っていますよ。

(頭が上がらない…)

 

僕もそんな生き方ができればいいな!って思います。

 

 

いや、いいな!じゃなくてする!って言っておく。

 

まずは、一日一つ小さなことでもいいから新しい体験をするようにしよう。

全てが新しい経験だった子どものころを思い出して。

 

 

みなさんも、みなさん自身が「いいな!」と思ったことに素直に生きられているとこちらまでうれしいです。

 

ご一読ありがとうございました!