数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

先生はなぜ生徒の点数をあげたいのか。

今日は県のテストの結果が返ってきて、県平均と本校の、数学の点数の差が―4点であることが分かった。

他の教科は県平均より本校の点数が高かったので、「先生には頑張ってもらわなあかんな」と他の先生から言われてしまって、少しへこんだ一日でした。

 

そもそも、テストの点数ってそんなに大事なのだろうか。

テストの点数が低いと、どんな支障があるのだろうか。

生徒の点数が低いと、教員の面子が立たないからだろうか。

もし、そんな大人が見栄を張るためだけの理由なら、点数なんて気にする必要はない。

しかしもし、

「テストの点数が低いということは、生徒が内容を理解できていないということ。

生徒が内容を理解できない授業はつまらない。つまらない授業をすると、生徒は荒れていく。」

という理由なら、確かに納得ができる。

また、

「学習指導要領に書いてある指導内容を、生徒に身に付けさせるのがあなたの仕事だから、テストの点数が低いことは問題だ」

と言われたら、腑に落ちる。

 

テストの点数を上げたいと思っている先生は、なぜテストの点数を上げたいんですかね。