数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

周りの人はめんどうくさがるけど、僕は好きな教員の意外な仕事

今日は校内で1時間ほど研修会があった。

本校の研修会は4人グループになって、一つのトピックについて話し合う形式で行われることが多い。

例えば今日は、「道徳の授業を対話的にするにはどうすればよいか」について話し合った。

 

研修会をめんどうくさがる先生は多い。

急いでやるべき仕事が多くあるのに、それを後回しにしてまで、研修会という緊急ではないことをしたくないのだ。

たしかに「忙しすぎて研修会なんてやっている場合ではない」という気持ちは分かる。

だが、私は研修会が好きだ。なぜなら

知的な議論をすると、頭が集中モードに入って心地よいからだ。

他人の意見を聞いて、自分の意見と照らし合わせて、共通点や相違点をじっくり考えていると、とても自分らしい感覚がする。

この心地よさは、数学を解いているときや、哲学的なことを考えているときなど、頭脳活動に共通する心地よさである。

 

不思議なのは、同じ頭脳活動のはずなのに、職員会議や学年会などはめちゃくちゃ疲れる。

生徒A不登校をどう改善するか」「体育祭の進め方」

などのテーマは頭が働かずにフリーズしてしまう。

おそらく、抽象的な議論は得意で好きなのだが、具体的な映像を思い浮かべる必要がある議論は苦手なのだろう。

道案内をしたり、計画的に物事をすすめたりするのが本当に苦手だ。

 

話は戻るが、研修会の中でも嫌な時間がある。

グループの考えをまとめて全体の場で発表するときだ。

私は若手なので、そういう面倒な役回りをすることが多いのだ。

人前に立つと緊張して、頭の中が真っ白になったり、何を言っているのか自分でもわからなくなったりする。

だから、あの時間だけはなくしていただきたい(笑)

 

というわけで、研修会について書いてみました。

忙しさのせいで、先生方の研修会へのモチベーションが下がっていることが悲しいです。

みんなが心置きなく勉強できるくらいの余裕が学校現場にあればいいな。