みなさんこんにちは。
今日は生徒に
「嫌なことを後回しにせずにすぐやりなさい」
という指導をした。
提出物を出すのが遅かったり、係の仕事を後回しにする生徒が多いからだ。
でも実際は
「私も仕事を後回しにしてしまっている」
今日も今日やった方がいい仕事を後回しにしてきた。
このように、自分はできていないことを生徒に指導しなければならないときがよくある。
当然、「自分もできてないのにな…」とは思うが
「自分ができていないから生徒にも言わない」
というスタンスをとっているとクラスが荒れてしまう気がするので、
なぜ自分ができていないことを生徒に言ってもいいのか
を考えたい。
1つ目の理由は「教員は生徒を指導するのが仕事だから」でしょうか。
周りの先生にやるべきことをすぐにやらない先生がいたって別に注意しないですよね。
同僚に何かを教えるのは仕事のうちに入らないと思っているからです。
でも、子どもに正しいことを教えるのは教員の仕事です。
(勤務時間内かつ学校で起きたことに限りますが)
本当は自分もできていないし、言うのは嫌やけど仕事だから指導するべきなんですかね。
2つ目の理由は「先生だって完璧じゃないから」でしょうか。
例えば「やるべきことを後回しにするべきではない」とは分かっていても、それを実行するにはそれなりの知識やスキルがいります。
定時後に山ほど仕事が溜まっているときにやるべきことをやるためには、気合を入れればいいっていうものではありません。
そんな方法では長続きはしないし、賢くありません。
定時後でもやる気が起きるように環境を整えなければなりませんよね。
・勤務時間内に少しだけその仕事に手を付けておく。
・その仕事と楽しみなことをセットにする。
・一週間の計画を立てることで、今しかやる時間がないことを自覚する
等でしょうか。
このようなノウハウを身に付けなければならないので、ただ気合だけでやるべきことを後回しにしないことはできません。
要は、先生だってスキルが足らないわけです。
だから、子どもに
「やるべきことを後回しにするな」
ということによって
「自分も後回し癖をなくせるように努力しよう」
と思えていればいいんじゃないですかね。
おわり。