数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

教員の残業代が出ないことは、仕事にどう影響を与えるか。

教員には残業代は出ない。

これをどう受け止めるかは、人それぞれ違う。

 

私は

「残業代が出ないから、だらだら仕事して残業してもいいや」

と捉える。

もし、だらだら仕事したせいで残業しているのに、その時間に給料が発生していたら、ズルしてお金を受け取っているような感覚になるだろう。

しかし、残業代がでないなら、どれだけ残業しても罪悪感がない。

だから、絶対に勤務時間内に仕事を終わらせようという気持ちは湧いてこない。

 

また、別の人は

「残業代が出ないなら、意地でも勤務時間内に仕事を終わらせなければならない」

と捉える。

これは、勤務時間内に仕事を終わらせないと、無駄に働いている時間が発生してしまうからだ。

あるいは、残業代がないなら、勤務時間内しか仕事を進められる時間がないという感覚なのかもしれない。

 

一般の人は、もし残業代が出なくなったら、残業をしやすくなるのか、しづらくなるのか、どちらの人が多いだろうか。

後者の方が多い気もするが、部活があるとその日の残業は確定する。

これが続くと、残業代なしで残業をするのが当たり前になり、「絶対に残業はしない」という意思は弱くなってくるのだ。

 

残業代の捉え方について色々書いたが、私は残業代は支払われなくてもいいから、定時に帰れるような仕事量にしてほしいと切に願う。