数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

樺沢先生の「読書脳」から読書の効率を上げる方法を一つ紹介します。

みなさんこんにちは。

この記事では精神科医の樺沢紫苑先生の書かれた本「読書脳」(サンマーク出版)から

読書の効率を上げる方法を1つ紹介します。

 

 

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この「読書脳」では「本の内容を忘れないための読書術」が解説されています。

ですから、ここで言う「読書の効率」というのは本を読む速さの効率だけでなく

「本の内容を吸収する効率」のことも指しています。

では、どうやって読書の効率を上げるのか。一言で言うと

ドーパミンを分泌することです。

ドーパミンとは脳内物質の一つで、本の中で次のように説明されています。

ドーパミンが分泌されると満足感、充実感、幸福感に包まれ、またその幸福感を再体験したいので同じものを欲求するようになります。(中略)

ドーパミンは、私たちのモチベーションを高めてくれる重要な物質であり、かつドーパミンが分泌されると記憶力も高まるのです。

ドーパミンが分泌された状態で読書ができれば、本の内容も記憶しやすいし、「次も読みたい!」となって読書量が自然に増えるということですね。

では、どうすればそのドーパミンが分泌されている状態で読書ができるのでしょうか。

この本での答えは

ワクワクする本を、ワクワクしている間に一気に読む

です。

まず、ドーパミンが分泌されているかどうかは「ワクワクしているかどうか」で判断できます。

ワクワクしているときのあの幸福感はドーパミンがもたらしているのですね。

みなさんも新しい本を買う時は「どんなことが書いているんだろう?」とワクワクしているのではないでしょうか。

このときはドーパミンが出ていて、読書の効率を上げるチャンスです。

ですから、新しい本を買ったらすぐにカフェに行ってその本を読む等をして

その日のうちかその次の日くらいまでに読み終えてしまいましょう。

というのがこの本の教えです。

そうすればドーパミンが出ているうちに読書ができるので、記憶力が上がり、効率よく読書を進めることができるのです。

 

正直、「その日かその次の日くらいまでに読む」のはハードルが高いなと思いました。

ですが、たしかに買ってから一週間以上経った本ってなかなか読み進まないんですよね。

これって仕事にも共通しているところがあるなと思います。

例えば、「会議の内容を踏まえたレポートを作る」という仕事をするベストタイミングって会議の直後ですもんね。

会議が終わった直後は会議の内容も覚えていて、その時が一番やる気があるはずなのに

「もっとやる気が出たときにやろう」と先延ばしにして、そのやる気が出る日は来ない…

なんていうのはあるあるですよね(笑)

「やる気があるときにやる気があることを一気にやる」というのは、読書に限らない処世術なのかもしれません。

みなさんも「新しい本を買ったらその直後に読む!」を実践してみてはいかがでしょうか。

以上です。ご一読ありがとうございました。