数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

「楽しくないことに私たちが取り組むのは、あとで結果が返ってくることを期待するからだ。」

みなさんこんにちは。

この記事では「エフォートレス思考」という本に書かれた一節

「楽しくないことに私たちが取り組むのは、あとで結果が返ってくることを期待するからだ。」

について考えていきます。

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エフォートレス思考(著者:グレッグ・マキューン 訳:高橋璃子 出版:かんき出版)

この本ではタイトル通り、「努力を最小化して成果を最大化する方法」が紹介されています。

その中で

「楽しくないことに私たちが取り組むのは、あとで結果が返ってくることを期待するからだ。」

という一文に私はとても納得しました。

例えば、私が楽しくないけどやっていることの一つが

「生徒の日記をチェックしてコメントを書く」という作業です。

これをしている理由は、生徒と日記でやりとりをすることで、将来信頼関係を築けることを期待しているからです。

子どもと信頼関係を築いた方がスムーズに仕事が進むので、私にとっては重要なことです。

しかし、楽しくないので面倒になってコメントを書かずに丸だけつけてしまうことがよくあります。

このように

自分にとって重要なことでもその成果が出るまでに時間がかかる取り組みは、継続が難しいですし、取り組んでいるときのパフォーマンスも落ちるので、賢い努力ではありません。

そこで

「重要なことと楽しいことを結び付けるのは、とても強力な戦略だ」

とこの本には書かれています。

例えば、「ランニングを習慣にしたいのなら、好きなラジオを聞きながら走る」のように、重要なことと楽しいことをセットにするということです。

 

私の「生徒に日記をチェックしてコメントを書く」と楽しいことをセットにするためにはどうしたらいいか考えてみました。

例えば、

「一人になれる場所に行ってコメントを書く(私は一人が好きなので)」

「日記を書くときは美味しいコーヒーを飲みながらする」

「10分以内に全員にコメントを返せるかチャレンジだと思って楽しむ(タイムアタック性のゲーム感覚をもつ)」

「必ずユーモアを入れてコメントするようにする(縛りをつけることによってゲーム感覚をもつ)」

等でしょうか。

みなさんも何か嫌々やっていることがあれば、「どうすれば楽しいこととセットにできるか」と考えてみてくださいね。

ご一読ありがとうございました。