数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

「読書脳」から学ぶ成長しやすい本の選び方

この記事では精神科医の樺沢紫苑先生の書かれた「読書脳」から

「成長しやすい本の選び方」を解説します。

 

 

この「読書脳」では読書の目的を「自己成長につなげる」としています。

(ですから、単に本を読むこと自体を目的にしている方の知りたいこととはズレるかもしれません)

この自己成長を促すには、本を選ぶときに

「長所伸展」と「短所克服」のどちらを目的にしているかを明確にするべき

だそうです。

「長所伸展」とは

自分の好きなことや得意なことをさらに伸ばすこと

「短所克服」とは

自分の嫌いなことや苦手なことを克服すること

であり、人が成長する方法はこの2つに分類されます。

読書で例を挙げると、同じ時間術の本でも

細かいスケジューリングには自信があるが、もっと効率よく時間を使いたい人向けに書かれた本を読むのが「長所伸展」。

いつも締め切りに間に合わなかったり、無駄なことに時間を使ってしまう人向けに書かれた本を読むのが「短所克服」です。

自分は今「長所伸展」と「短所克服」のどちらが大事なのかを頭において本を選ぶと自己成長しやすいです。

ただ、自分の短所に目を向けるより長所に目を向ける方が楽しく読書ができますので、「読書が苦手な方はまずは「長所伸展」を目的に本を選ぶべきだ」とこの本には書かれています。

長所を伸ばした方が周りと自分の違うところを明確にすることができますし、短所を克服する読書は継続し辛いですからね。

そして、ある程度本を深く読めるようになったら「短所克服」にも取り組んでいくと大きな成果が得られます。

 

また、本の選び方の分類として「広げる読書」と「深める読書」もあります。

「広げる読書」は自分の知らないことを知る読書

「深める読書」は自分の知っていることをさらに知っていく読書

です。

「読書脳」では次のように書かれています。

まずは「広げる読書」で自分の興味や関心を広げて、そこから「おもしろい!」「もっと知りたい!」という好奇心をくすぐるジャンルや話題を発見したのなら、そこをドンドン深めていく「深める読書」にうつるべきです。

 

まとめです。

本を選ぶ基準として「長所伸展」「短所克服」「広げる読書」「深める読書」が提案されていました。

どの基準も重要でそのバランスをとることが大事ですが

楽しく読書を継続するためには、その順番が大切ということですね。

何事でも自己成長につなげるためには楽しく継続するべきだと思いました。

ご一読ありがとうございました。