みなさんこんにちは。
最近小説を読むことにハマっています。
小説初心者なので、まずは色んな作家を巡りたい…
(まだ東野圭吾を読んだことが無かったので)
そこで今日は小説初心者が「白夜行」を読んだ感想を思いついたことからつらつらとかいていきます。
※ネタバレを含みますのでご注意を。
①めっちゃ長い!
白夜行は860ページくらいあって、めちゃくちゃボリューミーです。
毎日平均して1時間ほど読みましたが、読み終えるのに17日かかりました…
しかし、小説初心者の僕でも読むのがしんどかったわけではありません!
最初の方は物語の伏線がちりばめられるパートなので、少し読むのを頑張りましたが、中盤からラストにかけてどんどん伏線が回収されていくので、食い入るように読んでしまいました!
(面白すぎて次の日仕事なのに0時まで読んだ日もありました。いつもは22時就寝なのに。)
また、文章も分かりやすいし、セリフも多いのでテンポもよく、楽に読めました!
(村上春樹の「ノルウェイの森」は難しくて僕にはキツかった(笑))
②雪穂・亮司にも同情してしまう
この物語では雪穂と亮司という2人の少年少女が人を陥れながら生きていく様子が描かれます。
小説では雪穂と亮司を取り巻く周りの人の視点から二人の様子が描写されます。
(ドラマでは雪穂と亮司視点で話が進むそうです。見たことないけど。それはそれで違った楽しみ方が出来そう!)
人を騙しながら生きていく2人を見ていると嫌悪感を感じましたが、同時に同情の気持ちも湧きました。
こういう生き方ってしんどそうだな…
しかもこんな生き方になってしまったのは彼らの辛い家庭環境が原因です。
家庭環境を子どもは選べませんから「残酷な話だな」って思いました。
私は教員をしているのですが、子どもが健全に発達するかどうかは家庭環境に大きく左右されることを実感しています。
この2人の家庭環境だったらこんな生き方になってもおかしくない。
話の設定が絶妙にリアルで不気味さが増しました。
③事件が多すぎて詳細を覚えられなかった
860ページの間に色んな事件が起こります。
そしてそれらの伏線が回収されるのは最後ですし、あえてハッキリさせてない伏線もあります。
だから最後の方は伏線回収があっても
「あれ?それはいつ誰がどうなった事件だったっけ?」
となってしまうことがありました。
小説を読むのに慣れたらこんなことにはならずに読めるのかな…
まぁ、よく分からない腑に落ちない部分があるからこそもう一回読んでも楽しめそうだなとは思っているのですが。
④小説家って知識ありすぎる
村上春樹の小説を読んだ時も思ったのですが、東野圭吾の本を読んで
「小説家って何でも知っているんじゃないか」
と思いました。
パソコンに関することでも服に関することでも専門用語が次々に出てきて、色んな分野について精通している…かっこいい…
どの分野でもそうですが、一流の人って専門分野以外のことも良く理解していたりしますよね。
それを体感できました。
最後に
「白夜行」を読んで「頭の中で想像したことをこんなに的確に文字で表現して相手に伝えることができる人がいるんだな。そうなりたいな。」と東野圭吾に憧れを抱きました。
言葉を上手に扱える人ってめちゃくちゃ得していると思うんですよね。
僕もブログをコツコツ書いて、言葉を上手くアウトプットできるようになりたいなと思いました。
話の内容より東野圭吾という作家に興味が湧いてしまいました(笑)