数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

教員が辛い理由が分かりました。

今年の4月から担任を持つことになりました。

やはり担任を持つ前よりもストレスがあって、教室に行くとお腹がキュッと締まる感覚が続いていましたが、理由はよく分かりませんでした。

 

しかし、今日は比較的にリラックスができていていたのです。

「なぜだろう?」と考えてみると…

「ある生徒Aが欠席だったから」

だと分かりました。

当然、こんな理由で気持ちが楽になるのは、教員としてどうなのかなとも思います。

ですが、これまで「特定の生徒を苦手だと思ってはいけない」と自分に言い聞かせてきたせいで、自分の本当の気持ちに気づけず、苦しかったのです。

 

Aは私のことをあからさまに嫌っており、私が教室に入ると

「うわぁ気持ち悪っ」

と平気で言ったりもします。

多くの先生は「子どものやることやん」と気にしないのかもしれません。

でも、私は「子どもも大人も同じだ」と思っているので、子どもにされても、大人にされるのと同じように傷つくのです。

 

子どもの言うことをいちいち気にしている自分はダサいなと思って、自分の本心に蓋をしてきました。

しかし今日、「Aに強いストレスを感じているのが、今の自分なんだ」と気づけて、少しスッキリしました。

 

これからは、ストレスを溜めないために、

子どもと接するのは単なる仕事だと割り切って働くことにします。

会社では、ストレスを感じるお客さんに対しても、仕事だと割り切って丁寧に接しますもんね。

それと同じように、目の前の子どもたちやその保護者を大切にすることで、自分は飯が食えるんだと割り切って、ぼちぼち生きていきます。