数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

休日に部活に行くとある顧問の気持ち

私は公立中学校で教員をしており、運動部の顧問もしています。

「部活は教員の仕事なのか?」

「部活動手当はなぜ支払われるのか?」

「時間外労働になるはずなのになぜ違法にならないのか?」

このような部活にまつわる制度について何も勉強しておらず、文句だけ言っているような自分に自分で嫌気も指すのですが、やっぱり

「何で部活の顧問なんて教員がしなくてはならないの?」

という不満があります。

ちょうど今から土曜部活に行かなければならないところなので、このモヤモヤを吐き出してから行ってこようと思います(笑)

(法律に関して詳しくないので、法律に詳しい人が見たら、「何も分かってないな」と思うかもしれませんが、そのときはぜひコメントかtwitterのリプライで、教えていただきたいです)

 

そもそも部活って教員の仕事なのでしょうか?

教員の仕事は法律で「学校で行いなさい」と言われている仕事だけだと思っています。

それって授業と授業に直結すること以外にあるのでしょうか

例えば指導要録(生徒の出席や成績の記録)の作成は義務付けられていますが、それは「授業で学んだ証拠」を記録しておくためなので、授業に直結したことです。

しかし、部活はもちろん、生徒会活動とか登下校指導とか全部授業に直結はしていないですよね。

授業を充実させるための生徒指導として部活や生徒会活動が効果的という考えは理解できますが、必ずやるべきものではないです。

 

では、なぜ授業に直結していないことが行われているかというと

「校長に命令権があるから」

です。

校長は生徒によりよい教育を行うために、職員に様々なことを命令できて、職員はそれに従わなければなりません。

ただし、校長が職員に命令できるのは

勤務時間内においてのみです。

例えば定時が17:00だとすると、それまでに行われる委員会活動は授業と直結していなくても校長に命令されれば指導する必要がある。

17:00以降に行われる部活動はやる義務がないということです。

それに、休日は休日出勤手当がでますが、平日は手当がでません。

完全に時間と労力をタダで奪われています。

何でこんなことがまかり通っているのか不思議でなりません…

 

また、休日の部活動も手当は出ますが、時間外労働なので形式上は校長からの命令ではありません。

ではなぜ休日も部活動をできるのか。

実は毎月校長に

「休日出勤をさせてください」という旨の「勤務時間外労働承認簿」を提出していて、「よし、休日に出勤してもいいよ」という承認を校長からもらっているのです。

馬鹿げている…

 

まぁでもこちらが書類上とはいえ「休日出勤させてください」と言っている以上、文句だけ言うのもかっこ悪いとも思うんです。

だって、「じゃあ、勤務時間外に部活をしなければいいじゃん」という話になるので。

法律上は定時以降の平日の部活動や休日の部活動を休みにすることに何の問題もありませんので、最終的には

「周りの同調圧力に勝てるかどうか」の問題なんですよね。

ただそんな勇気は持てない。

やっぱり周りから白い目で見られるのが怖いんですよね。

自意識過剰すぎるかもしれませんが。

自分のことに関心があるのは自分だけだったりするんですけどね。

 

とまぁ、こんな愚痴を吐いてちょっとスッキリしたので、勤務時間外部活に行ってきます。

最後まで読んでくれてありがとうございます!