みなさんこんにちは。
私は中学校で数学の教員をしています。
今日はたまたま図書館に立ち寄ったら
令和7年度の新教科書の見本が期間限定で公開されていました!
(超ラッキー!)
そこで、色んな出版社の数学の教科書を見比べてみました。
そういえば、「数学教育研究で最もシンプルで効果的な方法は教科書比較だ」と大学のときの教授が言っていたな。
まぁうちの県が採用している教科書は啓林館で、啓林館以外の教科書なんて教員になってから今まで見ようと思ったことなかったんですけど笑
教科書比較をしてみて思ったことが2つ。
①啓林館の教科書って僕好みだなー
②案外どの教科書も大して構成変わっていないな
①啓林館の教科書って僕好みだなー
今まで啓林館の教科書で教えてきたし、僕が中学生の時も啓林館の教科書だったから慣れているというのもあるとは思いますが、啓林館分かりやすいなって思いました。
他の教科書会社って図で式変形を説明しようとする場面が多いです。
僕は図での説明があまり好きではありません。
僕は言葉で説明された方が分かりやすいし、図での説明って「負の数の場合どうするの?」っていうツッコミが入りやすくて万能ではないんですよね。
また、他の会社の教科書は「そこの説明そんなに詳しく必要かな?」と思うところが多かったです。
啓林館と似ていて僕好みだなって思ったのは「数研出版」です。
やっぱり数学に特化していてるからか、他の会社より若干抽象的だったのが好印象でした。
②案外どの教科書も大して構成変っていないな
これが一番驚いたのですが、どの教科書も大して差がないなって思いました。
問題の出す順番が違ったり、どのような説明をするかに多少の違いはあったけど、出てくる問題はどの会社もほとんど一緒。
なんなら解の公式の例で使われていた二次方程式の係数まで全て一緒。
なんか教科書会社の中で「この問題を出すことにしましょう」っていうルールでもあるのかっていうくらい中身が似ていた。
何年も教科書を作ってくると今ある問題を出すのが一番という結論になるのかな?
それとも人気な教科書会社のマネを他の会社もするのかな?
教員になって初めて教科書比較をしましたが、かなり楽しかった!
やりすぎると飽きるんだろうなとは思いますけど笑
趣味で「自分が教科書作るならこんな問題をこんな順番で出すかなー」を考えるのも楽しそう!
今日は以上です。
ご一読ありがとうございました。