この記事では「座右の寓話」から
今日、幸せになる方法
を紹介します。
この本で寓話として紹介されているのがこちらです。
ある時、お金持ちの老人が、良寛和尚(1757~1831年)のもとを訪れ、神妙な顔で尋ねた。
「私は今、80歳です。お金は十分にあるし、もう何をしたいということもありません。ただ、1つだけ自分の力ではどうしても叶わぬことがあります。何としても100歳まで生きていたいのです。何か良い工夫があったら教えていただきたい」
良寛和尚は「何かと思えばたやすいご用だ」とにこにこしながら答えた。
そして「もう100歳まで生きたと思いなさい。そうすれば100歳まで生きたことになるのだ。そう思って一日生きれば、一日儲かったことになる。こんなうまい話はない」と言って大きな声で笑った。
老人は自分の欲の深さを悟り、その日その日を楽しく、有意義に送るようになった。
この話を私は
今日という一日を幸せに感じられないのは、欲が深いからだ
と解釈しました。
私は「いつか教員を辞めたい」という思いがあります。
しかし、その思いに執着していると、教員をしている間の人生に集中できないことになります。
この寓話の言葉を借りれば
「もうすでに教員を辞めたと思えば、今日一日に集中して楽しむことが出来る」
ということ。
教員を辞めていないのに辞めたと思いこむことはできないので、強引な理論です。
でも、教員を辞めたいという思いのせいで、人生を楽しめていないのは事実。
今日という日を無駄にせず幸せを感じる方法として、欲を捨ててみるというのは大切なことだと思いました。
ご一読ありがとうございました。