この記事ではローマ五献帝時代の最後の皇帝、マルクス・アウレリウスが書いた日記である「自省録」の内容で僕が一番好きな考え方を感想混じりに紹介します!
この記事は
どうでもいいことを追い求めてしまう人
にオススメです。
この本で僕が一番好きな考え方がこちら。
食卓に肉料理やおいしい食事の数々が並んでいるのを見て、それはサカナの死骸で、これはトリやブタの死骸だと受け止める。
高級ワインは、ブドウの絞り汁にしか過ぎない。
高官が身につける紫色のマントは、巻き貝の分泌液に染めた羊毛である。
セックスは、内部で摩擦され痙攣をともなって精液を放出することである。
このような見方をすれば、ものごとをつらぬいて核心に到達し、ものごとの本質に迫ることができる。
すごい夢のないことを言っているけど、「事実をありのままに見る」ということを徹底する態度はかっこいいし、見習いたいなって思う。
僕が欲しがっているものや、周りの人が良いとしているものって、本質を考えると、大したことなかったりする。
例えば僕は今
「教員を辞めて自由な時間を手に入れたい!」
と思っていますけど、教員を辞めた後の時間も教員を続けているときの時間も同じ時間だし、「教員を辞めさえすれば、絶対より良い生活になる!」とかは思わない方がいい。
他にも高い車や家を買おうとする人もいますけど、本質は大したものじゃなくて、みんなその買い物についてくる達成感や他者からの承認を得たいだけだったりしますよね。
とにかく、何か手に入れたいものや手に入れたい人生があるのはいいけど、それは単なる妄想だから、「まぁ大したものじゃないかもだけどね」というちょっと自虐的な気持ちを持つと、妄想に溺れないで済むのかな?と思った次第です。
ご一読ありがとうございました!