数学教員の一人議論

とある数学教員が頭の中の一人議論を形にします。

-5x^2+25x-30の因数分解の難しさ

-5x^2+25x-30因数分解しなさい

 

この問題の正答率があまりにも低くて、今日は悲しくなった…

生徒は

-5x^2+25x-30=x^2-5x+6

としてしまうんですよね。

「いや、10=10÷5 とやっていること同じやで!」

とツッコミたいところなんですが、あまりにも同じ誤答が多すぎて、やっぱりこちらの教え方に問題があるのかなと思ってしまいます。

 

この誤答は\begin{aligned}-5x^{2}+25x-30=0\\
x^{2}-5x+6=0\end{aligned}

という操作に慣れてしまうと出てくるんですよね。

生徒は=があるかどうかでどのような意味の違いがあるかを意識していないのかもしれません。

 

どうすればこの誤答を防げるのでしょうか。

「=がないときは割れないんだよ」というのも意味も分かってないのに覚えさせる感じがして嫌です。

数式を日本語に直すクセをつけたり、一つ一つの式変形ができる理由を徹底的に説明したりするように訓練すればいいんですかね。